【わかりやすく3つに分類】非認知能力とは?育て方も解説

更新日:2021年9月5日



子育ての本などで「非認知能力」 というワードに出会ったけれども、具体的にはどういうもの?


そう思われている方向けに、非認知能力の具体的な解説と伸ばし方について書いていきます。

非認知能力って?

非認知能力 (ひにんちのうりょく)とは、テストでは測定できない個人の特性による能力のことで、人生を豊かにするには必須のスキルと言えます。

具体的には・・・。

★自分の頭で考えるスキル(主体性、創造力、失敗から学ぶ力、問題解決力)

★人と関わるスキル(相手の立場に立って考える力、自分の思いを伝える力)

★やり抜く力(やる気、集中力、粘り強さ、自制心、行動力)

の3つに大別できます。

なんで重要なの?注目されてる背景は?



なぜこの非認知能力が注目されているのでしょうか。


その理由は、近年の学術研究によって、非認知能力の高さが将来の学歴や収入に影響することが明らかになってきたためです。

ノーベル経済学賞受賞者であるアメリカのジェームズ・ヘックマン教授が行った

「ペリー就学前教育プログラム」によると、



「人生の早い段階で非認知能力を身に着けると、その効果は長続きして、将来の学歴や高所得に結び付く」



と結論付けられています。

これを受けて、主に貧困層の家庭の子どもに対して非認知能力を高めるプログラムを行うなど、

社会問題の解決への糸口として注目されているのです。


また、

スタンフォード大学の研究によると、


IQ135以上の天才児1528名を60年にわたって調査した結果、彼らのほとんどは大人になってから実社会でそれほどの成功を収めていない(!!)


ことが分かりました。


つまり、IQの高さと社会的成功は必ずしも結びつかないのです。


確かに、子どもの頃はよくできる子だったのに…!というパターンもありますよね。(…残念!)





非認知能力の伸ばし方のポイント



さて、この非認知能力はどのようにして伸ばすことができるのでしょうか。


実はこれ、親の関わり次第で伸ばすことができるのです。



子どもを一人の自立した人間として接する



一番のポイントは、「 子どもを一人の自立した人間として接する」ということです。


「一人の自立した人間として接する」とは、「愛情を示し」、「信頼を寄せ」、「尊敬する」ということです。



これは、私たちがテーマにしている、モンテッソーリ教育とアドラー心理学の共通点でもあります。



「危ないから」

「汚いから」

「まだできないから」


となんでも自分がやってしまうのではなく、子どもにもお手伝いしてもらう。


そしてその際に感謝の気持ちを述べることで、子どもは人の役に立つことの喜びを知ることになります。


もちろん自立した人間として扱うとは言っても、大人のように完全に放置してはいけません。


親子のスキンシップやコミュニケーションを通して、子どもが安心できる環境を作ることも重要です。


何があろうと、絶対に手を差し伸べてくれる、

味方になってくれる人がいるという安心感によって、何事にもチャレンジしてみようと思う気持ちが生まれてきます。



周囲との関わりの中で育む



「周囲との関わり」は、非認知能力の「人と関わるスキル」を育む上で非常に重要となってきます。


自分のものをお友達に見せたり、

お友だちのアイディアを取り入れてみたり、

お友だちと協力して何かを作り上げたりと、


周囲との関わりの中で学ぶものが実に多くあるのです。


子どもの頃は家族で過ごす時間も長いですが、たくさんのお友達と積極的に触れ合う機会を親御さまが提供してあげることで、お友だちと一緒に過ごす中で自然と非認知能力を鍛えることができるようになりますよ。


好きなことに集中できる環境を整える


そして子どもが自分から興味を持って観察したり調べたりしていた際には、それを尊重し、邪魔せずにそっとサポートすることに徹するようにしてください。


そうすることによって、やり抜く力が養われていきます。


遊びの時にも、何をして遊ぶのか、子どもに主体的に自分で決めてもらうことで、

「自分の頭で考える」という非認知能力を養うことができるでしょう。




お友達と自然の中で遊ばせる


実はこれらを網羅する究極の鍛え方があります。



それが「お友達と自然の中で遊ばせる」です。



自然は偉大です。

たくさんの木々があり、生き物がいる。

お花のいい香りがしたり、風が吹いたり、冷たいせせらぎがあったり。



その中で色々な発見や実験をして、お友達とコミュニケーションを取りながら遊ぶ。


「どの枝が丈夫そうだろう?この枝に届くだろうか?」と自分の頭で考えて木登りをする。



時々失敗して、その失敗から学びまた挑戦する。



自然の中で遊ぶことが、いかに非認知能力を高める要素に満ち溢れているか、お分かりいただけるかと思います。



まとめ


非認知能力3つとそれぞれの伸ばし方をまとめると、


★自分の頭で考えるスキル(主体性、創造力、失敗から学ぶ力、問題解決力)

相手を自立した一人の人間として接する

★人と関わるスキル(相手の立場に立って考える力、自分の思いを伝える力)

周囲とのかかわり

★やり抜く力(やる気、集中力、粘り強さ、自制心、行動力)

好きなことに集中できる環境を整える


この全てを満たすものが、「お友達と自然の中で遊ぶ」


となります。


皆さんも是非、意識されてみてはいかがでしょうか。



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