おもちゃを貸せない。それって何か問題ですか?




こんにちは!リーベルアカデミーのゆきです。

リーベルアカデミーでは、モンテッソーリ教育とアドラー心理学を組み合わせて、子育て相談を実施しております。



本日は2歳半のお子さんを育てているMさんからいただいた「兄弟や児童館であったお友達におもちゃを貸してあげれない」という悩みについて一緒に考えていこうと思います。


Mさん家は2人兄弟。下の子がハイハイで動けるようになった頃から、上の子のおもちゃを下の子が取る!そして上の子は「ダメ~」と号泣するか、下の子に手を出すそうです。


兄弟姉妹育児をしているみなさん!Mさんと同じようなお悩みありませんか?


また、児童館や公園などで、お友達とおもちゃの取り合いになった時、どう対応すればよいか迷いませんか?


本日はモンテッソーリ教育とアドラー心理学を織り交ぜて、そんなお悩みを解決していきたいと思います。


 

3歳までは貸せなくて当然


兄弟またはお友達と、おもちゃの取り合いになると「小さい子に貸してあげなさい」「先に遊んでいたんだから貸してあげなさい」「一緒に遊べばいいでしょ」と声をかけていませんか?


協調性を磨くことは必要です。ですが3歳までの間は協調性の前に「自分」をしっかりと育てる時期です。自分でやりたいことを選択し、誰にも邪魔されることなく、自分が満足するまで繰り返し取り組むことが大切です。


せっかく興味を持ってやっていたのに、途中で「貸してあげなさい」と言われると、自分のやりたいことを満足いくまで繰り返し取り組むことができません。これでは、モンテッソーリ教育でよく言われている「集中現象」がおこりません。


※集中現象とは

子どもが(家や教室という)環境の中から、今の自分が最も興味のある教具や活動を自分で選択します。その活動が子どもの興味や発達の課題にぴったりと合っているときに、子どもは何度もその活動を繰り返し、集中します。これが集中現象です。

この集中現象こそ、子どもの中にある才能を引き出す唯一の方法です。この活動サイクルによって子どもは成長し、自信や自立心を身に着けていきます。



 

3歳までは自分を満たすことが大切


親は子どもが兄弟やお友達と楽しく遊べない姿を見ると、親である私が言ってここで言ってあげないと、「協調性のない子になってしまうのではないか?」「物を貸せない子になってしまうのではないか?」と心配してしまいます。しかし、3歳までの子どもに大切なことは、子どもが「今」求めていることを思う存分やらせてあげることです。


ついつい親は我が子が可愛いあまり、先の姿を心配して色々と口出しをしてしまい、今子どもが求めているものは見落としがちです。「今」我が子が求めていることはなんでしょう?


「おもちゃを人に貸すこと」ではなく、満足するまで自分が使うことです。

「今」求めていることが満たされていくことは自分が満たされることに繋がります。自分が満たされてからはじめて「人に貸す」という段階がやってきます。



 

「断る」というコミュニケーション方法を伝える


今後、子どもが自分の力で生きていく上では、何もかも「いいよ」と許可するのではなく、時には断る力も必要です。アドラー心理学でいう嫌われる勇気ですね。相手の都合ばかり気にして生きていては、とても生きづらいです。自分の想いをしっかりと表現できる子になってほしいですね。


そのために幼児期にできることは、「断る」というコミュニケーションについて親が伝えてあげることです。「断る」というと100%拒否をするという風に聞こえるかもしれません。しかし、相手の誘いを無視したり、イヤだと怒ったり、泣きわめいたりしていることを続けていては、いつまで経っても一人よがり。円滑なコミュニケーションは取れません。子どもに「貸したくない」という想いがあるのであれば、その想いを言葉で具体的に伝えていく必要があります。


「今は私が使っているから待っててね。」

「終わったら貸すね。」


などの円滑な断りのコミュニケーション方法を、子ども同士でトラブルになりそうになった時に伝えてあげてください。まだ上手におしゃべりができない子の場合はしっかりと本人に伝えた上で、親が代わりに代弁してあげてください。


このように具体的なコミュニケーション方法を大人が提示していくことで、子どもはその姿を真似て、自分もコミュニケーションを取るようになります。


 

いかがだったでしょうか。


3歳までのお子さんに必要なのは、「貸せる」という事実ではなく、今の自分の想いが満たされることです。また親がするべき声かけは「断る」という具体的なコミュニケーションの方法をお知らせすることです。


日頃の小さな対応・声かけを大切に過ごしてくださいね。

共感していただけた方は少しずつ日々の育児に取り入れてみてください。


気になる次回は、日頃からできる「どうぞ」を促す取り組みを我が家の体験談を交えてお話させていただきます。お楽しみに~。




 


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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