ごはん、いらない!バナナがいい!





こんにちは!リーベルアカデミーのゆきです。

リーベルアカデミーではリーベルアカデミーでは、モンテッソーリ教育とアドラー心理学を組み合わせて、子育て相談を実施しております。


本日は2歳半のお子さんKくんのお母様からいただいたお悩みを一緒に考えていこうと思います。Kくんは食事の途中で「バナナ食べたい!」と要求することがしばしばあるそうです。バナナをあげないと頑として食べ進めてくれないそう。仮にバナナをあげたとしても、ごはんが好きなメニューでないと、バナナのお代わりを要求!そこであげないと大泣きして、嫌いなおかずは全残しだそうです。


みなさんもこんな経験ありませんか?

多かれ少なかれ、2歳のお子さんを育てた経験のあるママさんなら、あるのではないでしょうか。我が家の長女も似たような経験がありました。「ちょうだい!ちょうだい!」と言われて泣かれることにとても心を痛めた経験があります。



では、この場合どのように対応すればいいかみていきましょう。


 

一人の人格として認めた行動を


モンテッソーリ教育においても、アドラー心理学においても、「一人の自立した人間として子どもと接する」ことをとても大切にしています。親と子どもは横の関係です。なので、子どもを一人の人格として認めた行動をとってあげて欲しいです。


一人の人格を認めるというのは、子どもの要求を聞いてあげることではありません。社会において、泣いて主張すれば、自分の要求通りのものがもらえるのでしょうか?そうではありませんよね。自制心を持って、我慢することを覚えなくてはいけませんよね。


子どもが要求したからと言って、その要求のままにバナナなどをあげたらいけません。その行為を一度でもすると、子どもは「泣けば自分の要求は通る」ということを学習してしまいます。


あげることは簡単です。しかし、子どもを一人の人間として尊重して、社会で通用する人に育てるには、小さな頃から多少は自制心を持って我慢させることが必要です。



では、どんな風に対応すればいいのでしょうか。



 

事前にお約束を決めて「見える化」する


バナナやお菓子を1日にどれくらい食べていいか、親子でお約束を決めてください。そして可能であれば、子どもが見えるところにその日の分を収納してあげてください。


例えば、バナナを1日1本と決めたとします。そうしたら、小さなバスケットを用意して、毎朝1本そのバナナをバスケットに一緒に入れましょう。そして、バナナを欲しがったら、「いいよ。今日のバナナはそこにあるよ。今食べる?どれくらい食べる?」と聞いて子どもが主張した分だけあげてください。




そして、今日の分が終了したら、空のバスケットを見せて「今日の分はおしまいね~。」と言ってください。その後子どもがバナナを欲しがっても空のバスケットを見せて「今日の分はあなたが食べてしまったよ。また明日食べようね。」と声をかけてあげてください。その後どんなに泣いても、「ママとお約束したよね。」と冷静に伝えて、バナナを必要以上にあげてはいけませんよ。今日は特別!は子どもには通用しません。必ずお約束は守らなければいけません。


なので、バナナの量だけでなく、食事の途中にバナナを食べることにもお約束が必要ですね。バナナはごはんの後と約束をしたら、バナナを食べ始めた時点で普通の食事は全て食器を片してしまっていいと思います。



 

2歳は「衝動>抑止力」の時代


上記のような約束をしても、子どもは大泣きすると思います。子どもが泣くと可愛そうになってしまいますよね。その時に思い出して欲しいのは、「従順性の三段階(内的規律)」というモンテッソーリ教育の考え方です。生まれたばかりの赤ちゃんは衝動で生きているが、徐々に自分を律していき、5歳くらいになると抑制力がつき自分を律することができるようになるというものです。


この理論によると2歳は「衝動>抑止力」の時代です。少しずつ抑止力は育ってきてはいますが、まだまだ衝動には勝てません。Kくんも「大好きなバナナを好きなだけ食べたい」という衝動が、「ママとの約束を守らなきゃ」という抑止力に勝ってしまったんでしょうね。


これは、抑制力を司る脳の前頭前野の発達の問題です。前頭前野が発達していけば、抑制力がつき、自分で自分を律することができるようになります。そのタイミングは5歳です。2歳ができないのは、脳の発達から見れば当然のことなんです。


しかし、「2歳には無理だから、我慢なんて必要ない!お菓子を与えてしまおう。」というのは違います。抑制力は練習をしないとつけられません。


子どもは自分の要求が通らず、泣いているこの時間で、自分の衝動と、出来ない現実との間で折り合いをつけようとしています。この経験が前頭前野を育て、抑止力をつけていくのです。


前頭前野を育てるというのは、シナプスが繋がり、絶縁体であるミエリンがシナプスの周りをおおう必要があるのですが、この発達を促すには「自分の身体で経験する」ことが必要です。経験しない限り、シナプスは繋りませんし、ミエリンで覆われることはないのです。5歳になったからいきなりできるものではなく、小さなうちから自分の衝動と現実の間で折り合いをつける経験を重ねることで、前頭前野が発達し、自制心が育ち、自分をコントロールする力が育つのです。


この自制心が育たないと、小学生になっても自分の行動や感情をコントロールすることができなくなってしまいます。「遊びたいけど、先に宿題を終わらせよう」「テレビ見たいけど、お風呂に入ろう」という日常の中の些細なことも自制心がないとできません。


自制心って筋肉みたいなものですよね。毎日少しずつのお稽古が必要になってきます。


 


いかがだったでしょうか。事前にお約束をして、それを「見える化」する。そして、泣いてもそれは自制心を育てるトレーニングだと思って温かく見守っていってください。


2歳代は衝動が大きく、意志がはっきりしてくる時期なのでママは大変ですよね。でもこの状況ずっとは続きません。泣いた分だけ抑制力はつきます。


自分の取り組みと努力を信じて続けてみてくださいね。




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