もうママは疲れたよ。食事中に席を立つ…




こんにちは!リーベルアカデミーのゆきです。

リーベルアカデミーでは、モンテッソーリ教育とアドラー心理学を組み合わせて、子育て相談を実施しております。


本日は2歳のお子さんSちゃんをお持ちのママからいただいたお悩み「食事中に席を立つ」について一緒に考えていきたいと思います。


Sちゃんはお食事中に席を立つことが頻繁にあるそうです。また、座ったと思ったら、またすぐに立つそうです。これだと落ち着いて食事ができないと思い、ハイチェアに座らせて立っても歩き回れないようにしたところ「だして~」と大号泣するように。だからと言って出すと、ベタベタの手で歩き回って家中が汚れてしまう。


こんな状況だそうです。


はい、この状況。とってもよく分かります。我が家もそうでした。そして。こちらのお悩みも2歳前後のお子さんを持つママからよくいただくお悩みです。食事は一日三回あることなので、 毎回立たれると、ママも困ってしまいますよね。

 

2歳は「衝動>抑止力」の時代


モンテッソーリ教育の考え方に「従順性の三段階(内的規律)」というものがあります。生まれたばかりの赤ちゃんは衝動で生きているが、徐々に自分を律していき、5歳くらいになると抑制力がつき自分を律することができるようになるというものです。


この理論によると2歳は「衝動>抑止力」の時代です。少しずつ抑止力は育ってきてはいますが、まだまだ衝動には勝てません。2歳のSちゃんも「立ちたい」という衝動が、「食事中は座るもの」という抑止力に勝ってしまったんでしょうね。


これは、抑制力を司る前頭前野の発達の問題です。前頭前野が発達していけば、抑制力がつき、自分で自分を律することができるようになります。そのタイミングは5歳です。2歳ができないのは、脳の発達から見れば当然のことなんです。


 

自制心は「筋肉」みたいなもの



しかし、「2歳には無理だから、我慢なんて必要ない!立ってもいいじゃないか。」というのは違います。抑制力は練習をしないとつけれません。また、「立てないように子どもをハイチェアやベルトで固定してしまおう!」というのも少し違いますよね。物理的に縛り付けられているから立たないだけで、心の中にある抑制力は全く育ちません。


前頭前野を育てるというのは、シナプスが繋がり、絶縁体であるミエリンがシナプスの周りをおおう必要があるのですが、この発達を促すには「自分の身体で経験する」ことが必要です。経験しない限り、シナプスは繋りませんし、ミエリンで覆われることはないのです。5歳になったからいきなりできるものではなく、小さなうちから自分の衝動と現実の間で折り合いをつける経験を重ねることで、前頭前野が発達し、自制心が育ち、自分をコントロールする力が育つのです。


この自制心が育たないと、小学生になっても自分の行動や感情をコントロールすることができなくなってしまいます。「遊びたいけど、先に宿題を終わらせよう」「テレビ見たいけど、お風呂に入ろう」という日常の中の些細なことも自制心がないとできません。


自制心って筋肉みたいなものですよね。毎日少しずつのお稽古が必要になってきます。

 

子どもが座って食事ができるようになるための3ステップ


では、子どもがはどのように自制心を育てて椅子に座れるようになるのでしょうか。具体たには3ステップあります。


1ステップ目は「気づき」

パパやママの様子を見て、ごはんの時間は椅子に座るものなんだということに気が付くのです。


2ステップ目は「葛藤」

椅子に座ることは知っているけど、抑制力に衝動が勝って、座れない時がある。でもたまに座れる時もあるという状態です。


この第二段階が長いんですよね。個人差はありますが2~4歳くらいが第二段階です。座らなければいけないことを分かっているのに、なんで座れないの?という想いがママをイライラさせてしまいますよね。


でも、子どもはママを困らせようと立っているわけではなく、衝動で立ってしまつているだけなんです。


3ステップ目が「自律」

食事の時間だから椅子に座ろう!と自分で考えて自分の意志で座ることができるようになります。

 

立った時は「塩対応」


そして、もう一つ意識してほしいのは、「立った時に怒らない」ということです。子どもは注目を集めたい生き物です。それが負の注目であったとしても、大好きなママの気を惹きたいのです。なので子どもが立ち上がっても、普通の声で「座るんだよ」と言って、自分は座って普通に食事をしてください。いわゆる塩対応ですね。(笑)


逆に子どもに声をかけて欲しい時は、座って食事ができている時です。「今日は座ってごはん食べてくれているね。ママ助かるな。ありがとう。」などと声をかけてください。座って食べるというのは大人にとって当たり前のことですが、あえてこの当たり前の部分に注目して声かけを行うことで、子どもは勇気づけられ、自己肯定感がアップしていきます。


 

いかがだったでしょうか。モンテッソーリ教育の従順性の三段階(内的規律)という考え方をもとに、なぜお子さんが食事中に立ってしまうのかご説明させていただきました。


そして、アドラー心理学の「負の注目であっても注目されたい」「できていることを褒めて勇気づけを」という考え方を基に立ってしまった場合の声かけ方法をご紹介させていただきました。


ハイチェアやベルトで縛り付けてしまえば、短期的に楽かもしれません。しかし、それでは子どもの心が育っていないので、いつまでたっても座れるようになりません。大切なのは心を育てて自律させることです。特効薬ではないですが、大人が手本である座る姿を見せて、繰り返し「食事中は座るんだよ」ということを伝え続けてくださいね。



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