スーパーで子どもが大泣き…その時、どうする?

更新日:2021年12月8日




こんにちは!リーベルアカデミーのゆきです。

リーベルアカデミーでは、モンテッソーリ教育とアドラー心理学を組み合わせて、子育て相談を実施しております。


本日は2歳半のお子さんNちゃんのママからいただいた「子どもが大泣きをしてしまって手をつけられない時、どうすればいいの?」というお悩みを一緒にみていこうと思います。


普段の声かけを少し変えるだけで、大泣きしてしまう回数を減らすことができます。詳しいやり方については、こちらの記事をご覧ください。


Nちゃんのママも記事に書いてあった6つのポイントを意識して行っていたそうですが、この日は大泣きしてしまったということです。



 


スーパーマーケットに買い物に行った時のことです。Nちゃんは「お菓子が欲しい~」とお菓子売り場で何度もママに言ったそうです。しかし、Nちゃんはママと「今日はお菓子を買わない」とお買い物に行く前にお家でお約束をしていました。そこでママは「今日はお菓子を買わないって約束したよね。お家にお菓子あるからまた今度ね。」とお話しすると、「やだ~~~」と床に寝そべって号泣をし始めたそうです。


周りからの視線が痛すぎて、「買ってあげればいいのに~」「可哀そう」なんて声も聞こえてきて、自分のこのやり方って合っているのかな…と考えてしまったそうです。



2歳以上のお子さんをお持ちのママさんでしたら、こんな経験あるのではないでしょうか。


特に「線引きをしっかりしないと子どもの要求はどんどんエスカレートしていく」ということをご理解いただいている方こそ、こんな大泣きの場面に遭遇すると思います。買ってあげたら楽だけど、そうしたら…と色々と考えてしまいますよね。


今日はそんな大泣きしてしまった場合、どのように対応したらいいか、一緒に考えていきましょう。


 

2歳は「衝動>抑止力」の時代


モンテッソーリ教育の考え方に「従順性の三段階(内的規律)」というものがあります。生まれたばかりの赤ちゃんは衝動で生きているが、徐々に自分を律していき、5歳くらいになると抑制力がつき自分を律することができるようになるというものです。


この理論によると2歳は「衝動>抑止力」の時代です。少しずつ抑止力は育ってきてはいますが、まだまだ衝動には勝てません。2歳のNちゃんも「お菓子を食べたい」という衝動が、「ママとの約束を守らなきゃ」という抑止力に勝ってしまったんでしょうね。


これは、抑制力を司る脳の前頭前野の発達の問題です。前頭前野が発達していけば、抑制力がつき、自分で自分を律することができるようになります。そのタイミングは5歳です。2歳ができないのは、脳の発達から見れば当然のことなんです。


 

自制心は「筋肉」みたいなもの


しかし、「2歳には無理だから、我慢なんて必要ない!お菓子を与えてしまおう。」というのは違います。抑制力は練習をしないとつけられません。


子どもは自分の要求が通らず、泣いているこの時間で、自分の衝動と、出来ない現実との間で折り合いをつけようとしています。この経験が前頭前野を育て、抑止力をつけていくのです。


前頭前野を育てるというのは、シナプスが繋がり、絶縁体であるミエリンがシナプスの周りをおおう必要があるのですが、この発達を促すには「自分の身体で経験する」ことが必要です。経験しない限り、シナプスは繋りませんし、ミエリンで覆われることはないのです。5歳になったからいきなりできるものではなく、小さなうちから自分の衝動と現実の間で折り合いをつける経験を重ねることで、前頭前野が発達し、自制心が育ち、自分をコントロールする力が育つのです。


この自制心が育たないと、小学生になっても自分の行動や感情をコントロールすることができなくなってしまいます。「遊びたいけど、先に宿題を終わらせよう」「テレビ見たいけど、お風呂に入ろう」という日常の中の些細なことも自制心がないとできません。


自制心って筋肉みたいなものですよね。毎日少しずつのお稽古が必要になってきます。



 

子どもが大泣きしてしまったら…



自制心を育てるためには自分の衝動と、出来ない現実との間で折り合いをつける経験が必要であることはわかった!でも、Nちゃんのように人前で号泣し始めた時、どうすればいいのでしょうか。


その場合は、事前にひと事断りを入れた上で、子どもを抱きかかえて移動させると良いです。


「ごめんね。みなさんの迷惑になるから抱っこさせてね。」「お外行こうか。抱っこするよ。」となるべく柔らかい口調で子どもに断りを入れて、抱きかかえて移動してあげてください。


そして、安全で誰の迷惑にもならない場所で、子どもが気持ちの整理をするのを待っていてあげてください。私の長女は最長30分号泣しましたが、自分で気持ちの整理をつけて自分で泣き止みました。


変な風にご機嫌をとったり、動画やテレビなので気をそらす必要はありません。自分の心と向き合う時間を子どもに与えてあげてください。


また、お母さんにとって子どもの泣き声を聞くというのは辛いものですよね。子どもの泣いている場所が安全なお家であれば「ママは少し、別のお部屋に行ってるね。落ち着いたら教えてね。」などと子どもに断りを入れて、別の部屋に行っても良いと思います。


 


いかがだったでしょうか。2歳のイヤイヤ期はどんなに対策をしても泣いてしまうものです。我が子が泣くのは本当に辛いですよね。しかし、このイヤイヤ期という時期に号泣する経験は、子どもの自制心の発達に避けては通れない出来事です。


今回お話ししたメカニズムをぜひママの心のお守りにしていただければと思います。泣いても大丈夫です。その経験が自制心を育てていきますよ。




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