
牛乳は朝に1杯、夜に1杯!家族会議のすすめ

こんにちは!
リーベルアカデミーのゆきです。
リーベルアカデミーでは、ご家庭でモンテッソーリ教育やアドラー心理学を取り入れて、子育てを楽しくするためのヒントをご紹介しております。
本日はアドラー心理学の「家族会議」を取り入れて、子どもとの押し問答が減ったというエピソードをご紹介いたしますね。
これは我が家の3歳の長女のお話しです。彼女は牛乳が大好き!制限をしなかったら、牛乳は一気に1リットル飲んでしまいます。(笑)
永遠におかわりなんですよね。「もうおしまいね!」というと、「なんで、さっきはおかわりしてもよくて、今度はだめなの?」「パパはもっとくれるもん!」という始末。
そして、おかわりをさせないと大号泣してパパに言いつけに行く始末。だからと言って、おかわりさせていると飲みすぎてしまいごはんは食べられません。
可愛い可愛い長女。しかし牛乳のことが絡むと、私のイライラは止まりません。。
こんな状況、よくない!!と一念発起し、アドラー心理学で推奨している家族会議を開いてみることにしました。
家族会議とは
アドラー心理学では、親と子どもはヨコの関係、つまり対等です。そこで、親がルールを作り子どもがそのルールに従うのではなく、「親子で決めて協力して取り組む」ということを大切にしています。親も子も不完全な人間同士。足りないことを補い合うために一緒に工夫するのです。そのために家族会議を開きます。
では、実際にどのような方法で家族会議を開けば良いのでしょうか。3~6歳の幼児期のお子さんを持つご家庭でもできるやり方にアレンジしてお伝えさせていただきます。
※小学生以上のお子さんをお持ちの方はこちらの本に詳しいやり方が記載されています。ご参考になさってください。ただ、この本の内容だと幼児と実践することが難しいと思いアレンジしました。
ポイント
1 家族全員が参加する
2 15分以内で終わりにする
3 他のことをしながら会議しない(テレビ見ながら、食事しながら)
4 多数決ではなく、全員の合意を目指す
5 話し合いの結果をホワイトボードに書いて掲示する
注意点
・共感・依頼の声かけを随所に入れる
・親も譲歩する
我が家でも夕食後の長女の機嫌が良い時を見計らって、実際のこの方法で会議を実践しました。
【私】最近、長女ちゃんは牛乳が大好きだよね。牛乳甘くて美味しいよね。でも、牛乳をたくさん飲んでしまうと、ごはん食べられなくなってしまうでしょ?せっかく用意したごはん食べてくれないとママ悲しいな。
でも牛乳飲みたい気持ちはとっても良くわかるから、今日は一緒にルールを決めようか!ママとパパだけだと決められないから、長女ちゃんにも手伝って欲しいんだけど、お願いできるかな?
と言う風に誘ってみると
【長女】うん、やる~!
と素直に言いました。
共感・依頼の声かけを上手に取り入れたのが良かったのだと思います。
次に
【私】牛乳毎日どれくらい飲みたい?ママはお腹がいっぱいになってしまうから1日1杯がいいと思うんだけど、どう思う?
と聞いてみると・・・
【長女】もっと飲みたい!
と長女は明確に主張しました。
そこで少し譲歩して
【私】じゃあ、朝に1杯、保育園から帰ってきたら1杯でどう?
と尋ねると、
【長女】いいよ!
と言いました。意外とあっさり!譲歩したのが良かったのでしょう。
そこで、すかさず確認!
【私】今日からパパもママも長女ちゃんも次女ちゃんも牛乳は朝に1杯、夜に1杯までね。
その旨をホワイトボードに書いて廊下に掲示しました。
それから1週間が経ちましたが、牛乳に関するルールは守られています。以前はエンドレスおかわり、または大号泣だったのでかなり改善しています。
交通ルールがなければ私たちは安心して車を運転することが出来ませんよね。それと同じで家庭にもルールが必要です。ルールがあるからこそ、お互い気持ちよく生活していけることができます。
牛乳一つとっても、「こら、飲みすぎよ!」といきなり言われても、1日何杯以上が飲みすぎなのかって基準は人によって異なりますもんね。また、日によって親の許容範囲が変わっていては子どもも混乱してしまいます。
家庭も小さな社会。ルールが必要なのです。
そしてそのルールが自分が作ったものだとしたら?守りますよね。大人が一方的に決めるより、みんなで話し合って決めたルールのほうが守られやすいものです。話し合いに参加し、決定する場にみんながいることで、「自分が決めた」という責任が生まれるからです。
小さな頃からこのような話し合いの経験をすると、学校で、また社会に出てからも、自分の考えを持ち、意見を言ったり、人の意見を聞くことができるようになります。
題材は些細なことで大丈夫。我が家は牛乳からスタートしました。
ぜひ、取り入れてみてくださいね。
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